課長の奥様は同級生

私の所属している部署の課長は、この春、名古屋から転勤してきたばかりです。
そこで課長からの提案で、懇親会を兼ねて、部署のメンバーをご自宅に招いていただけることになりました。

緊張しながらも、5名でマンションを訪れると、な、な、なんと!そこには見たことある顔がいるではありませんか。
私の中学の時の同級生で、たしか中2の夏に名古屋に引っ越した女の子です。

なぜ?課長のお宅にいるのかというと、彼女は課長の奥様だったのです。
と、いうことは、つまり15歳の年の差婚ということです。
これには驚きを隠せず、しばらくは何を話したのかさえ覚えていません。

それほど私は動揺していました。お二人の馴初めをうかがったのですが、聞けば聞くほど、純愛でこちらが恥ずかしくなります。
男女の仲ってこんなにキレイなものかしら?と、私がこれまでしてきた恋愛と比べると、別世界です。

いずれにせよ、仕事上の上司である課長が、信頼のおける方だということがわかり安心しました。

思い出に恋してる

『中学校の同級生という男の子から電話がありました。
同窓会をするようなので連絡してあげて下さい。
』 と実家の母からメールがあり、書かれていた名前を見たときに一瞬思い出せず、少したって同じクラスだった背の小さいメガネの男の子を思い出しました。

正直、話をした記憶がない。
しかしなんだか懐かしくなって、電話をかけてみました。

「はい」と出た声は、初めましてと言ってしまいそうなほど聞き覚えのない声。
『あ…あの…同窓会の件でお電話を頂いてました…』と私が名乗ると、「お久しぶりです。
連絡ありがとう。
いやー実はお願いがあって電話したんです。
」と言うのです。
「え?同窓会じゃないの?」と聞くと、「実は…中学校の時に同じクラスだった子に片思いしていて…」と返されて驚いてしまいました。

話を聞くと彼は、中学1年生の時に当時私が仲良しだった子に片思いしていたが、勇気が無く近づけずに卒業してしまい、10年以上経った今でも、彼女の事を忘れられずにいて、私なら連絡を取りついで会わせてくれるかもしれない、同窓会を開催すると言えば不自然じゃないだろうと思い連絡してきたようなのです。

私は「ごめんなさい。
残念ながら卒業以来彼女とは音沙汰なしで、今何をしているかも知らないの。
」と言うと、彼は残念そうに「そっか。
変なこと頼んでごめん」と言いました。

想い続けるのはすごい事だと思いましたが、彼が好きなのは中学生の彼女であって、今の彼女ではないはず。
好きだという思い出に囚われてしまっているように感じたのです。

電話を切った後、彼が思い出をしまって新しい恋を始められるといいなと思いました。

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