彼女の存在

友達からいけない関係に発展してしまった私たちだけど、なぜか私は心地よかった。
特に彼女ではないためか、束縛の必要もないし、というかそんな気持ちはわかないし、終わることへの焦りもない。
強いて言うなら、彼女への罪悪感がごくたまに生まれるぐらいだった。

本当なら、彼と歩く彼女を見る度に、彼女と話すたびに、罪悪感が湧いてもおかしくないのだが、なぜか本当に無関係なぐらいのあっけらかんとした気持ちで応対できる自分にむしろ驚いていた。

彼の方も、バレることを恐れるというか、寝ている体で私と会っていて彼女からたまたま電話が来たりした時なんかは多少慌てていたが、それでもそのぐらいで、私と会っている時は本当に優しく心から愛されているような気持にさせてくれていたし、Xmasまで彼女と会った後に会ってくれるマメぶりだった。

そしてついに、彼は彼女と別れることになった。
彼女にはバレていない自信があった。

彼や周りからすると、理由は受験や今更の性格の不一致だと言う。
その後も私たちは特に付き合うという名目がたつわけでもなく、今まで通りの関係が続いていた。
私は、いつか彼と堂々と日中を歩ける日が来るのだと思っていた。

そして、大学生になってしばらくして、彼に新しい彼女ができた。
「あんな可愛い子がおかしなことに俺を好きだと言ってくれる」というわけのわからない理由だった。
彼は、私に謝るわけでもなく、のうのうと話してきた。
さすがに終わりだなと思った。

それからしばらくして、彼の元カノにたまたま遭遇した。
そして、彼女はこういった。
「バレテないとでも思ってた?あんたたちバレバレ。私から願い下げしてやったのよ。」
完全に私の完敗だった。

女が思いっきりディスる
女性のためのTLやBL『マンガ』
とろけるような恋愛、こじらせ恋愛、ドロドロ、ワクワク、ドキドキ。相手はもちろんイケメン、TL(ティーンズラブ)やBL(ボーイズラブ)。異常な設定や世界。不倫 NTR
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